今回はバスケのドリブル時の目線の使い方と練習メニューについて紹介します。
バスケのドリブル時にはまずボールを見てはいけません。ボールを見てしまうと、パスもシュートも出来なくなってしまいます。
次にゴール方向を見ていなければ、シュートを打たない事がディフェンスにばれてしまいます。
基本的に顔や目線はゴール方向を向きます。ただそれだけでは、パスが出来ないので、目の端でコート全体を見て、オフェンスとディフェンスの位置を把握します。
それではコートを見渡す練習メニューについて紹介します。
1.ドリブルの基礎をおさえる
ボールを見ないでドリブルをつくにはまず基本的なドリブルが出来なければなりません。静止した状態からのドリブルをする練習でボールをみない状態でドリブルが出来るようになりましょう。
2.ドリブル中に目線が前を向く練習をする
次はドリブル中に目線が前を向く練習をします。二人組をつくって、一人がその場でドリブルをします。もう一方は野球ボールのような小さいボールを相手になげます。
ドリブルしている方はドリブルを続けながら小さいボールをとります。ボールを落とさずとるためには、常に前を向く必要があります。
ボールを投げる側はわざと取りにくいところにボールを投げるようにしましょう。同時に反対の手を動かす必要があるので、集中力やハンドリングが向上します。
3.周辺視野を鍛える
バスケではパスをだすために広い範囲の状況を目で見て把握する必要があります。これは周辺視野と呼ばれていて、周辺視野を鍛えるには、出来るだけ目のすみで見える範囲を広げていく方法があります。
順番はランダムで1〜25の数字を5×5のマスに書いた紙を用意します。一番真ん中の数字をみながら回りの数字をみてなのん数字が書かれているか当てます。慣れてきたら、距離を調節して、視野を広げていきます。
4.動体視力を鍛える
バスケでは動いているものを絶えず目でとらえる必要があります。これは動体視力と呼ばれているもので、動体視力を鍛えるには動くものを目で追う事が効果的です。道路を走る車のナンバーを覚えたり、とにかく動くものを目でとらえる練習をします。
5.瞬間視力を鍛える
バスケでは試合中たえず状況が変わっています。一瞬で見たものを判断する必要があります。これは瞬間視力と呼ばれるもので、瞬間的に見たものを判断することによって鍛えられます。
鍛え方としては、道などをあるいているときに、急に後ろを見てすぐにむき直します。一瞬見た景色などの情報を出来るだけ細かく思い出すようにします。
これらのドリブルのスキルと目の力を鍛えることによって、ドリブル中の視野は劇的に広がります。視野の練習はバスケの練習メニュー以外にも使えるので、是非ためしてみてください。