バスケのトラベリングは、1番試合中に審判が判定しているバイオレーションの代表的なものです。ここでは、トラベリング自体のお話とレイアップ時のトラベリングのお話をします。
1.まずは、トラベリングの基礎
トラベリングは、バスケのバイオレーションの代表的なものです。審判が、試合中に1番注目してみているバイオレーションの一つです。
トラベリングとは、どんなルールかを先ずはお話します。
ルール上は、バスケにおいてトラベリングとは、ボールを持って三歩以上歩いてはいけない、というレギュレーションのことです。
ということは、ボールを持って二歩しか歩けないということです。以上、以下はそれを含むという意味です。
例えば、両足で着地してボールを保持します。この時点で一歩というカウントになります。
右足を動かしてステップした段階で、軸足は左足になります。この右足を動かした時点で二歩目となります。
その後、もしも左足が地面から離れた段階もしくは、地面からスライドして動いた段階で三歩目となりトラベリングになります。
片足の場合でも基本的には、同じ考え方です。仮に右足で着地してボールを保持します。これで一歩です。そして、軸足は、右足となります。
その後、左足が地面に着地した時点で二歩目となります。ですから、ボールを保持、またはドリブル動作に入る前に、右足が、地面から離れればトラベリングと成ります。
上達した方でも多いのは、突き出しのトラベリング。軸足が、変わってしまうトラベリングと思います。
上達している人でも、起こしやすいバイオレーションが、トラベリングでもあります。
2.レイアップ時のトラベリングの種類と防止法
先ず、レイアップで起こしやすいトラベリングの種類を、考えて見ましょう。
第一に、単純に三歩歩いてしまうこと。初心者に多いのですが、右足→左足→右足というように普通に三歩歩いてしまう状態のことを言います。
第二に多いのは、レイアップに行く前のドリブルの突き出しでのトラベリングです。先ほども話しましたが、ドリブルが始まる前に、軸足を話してしまうことです。
実は、これは、初心者だけでなく、上達した方にも多く見られるトラベリングになります。
では、対策法はどうしたらよいのでしょうか。単純に三歩歩いてしまうのは、レイアップをタイミングよくリズミカルに飛ぶ練習をすれば、治ると思います。
突き出しのトラベリングは、意外と意識しないで行ってしまうので厄介です。これは、上達した方でも起こしやすい現象です。
自分の軸足が、どっちなのかをきちんと意識しながらドリブルを付く練習をしないと治りません。
そして、それを意識しなくても先にドリブルを付く習慣が、身に付く必要があります。
この突き出しのトラベリングは、レイアップに以降としたときに判定され、審判にバイオレーションの宣告をされます。意外と上達者でも凹む瞬間です。
後は、注意していただきたいのは、レイアップに行くときは、普通は二歩目の足が着地する時は、一歩目が離れています。
シュート、パスの際の連続の動きに起因している場合は、軸足が離れてもトラベリングにはなりません。リズムが崩れてしまっていた場合は、トラベリングにとられることは、ありますので注意ください。