今回はバスケのオフェンス時の目線の使い方についての基本とその練習メニューを紹介していきます。バスケのオフェンス時の基本はまずボールを見ないことです。
アウトサイドの選手はゴール付近に目線向けるようにします。これはゴール付近に目線が向いていないということは、ディフェンスに攻め気がないと思われてしまいます。
ディフェンスにとって一番怖いのはシュートを打たれることとゴール側に切れこまれることなので、必ずゴール側に目線を向けるようにしましょう。
またゴール側にフリーの選手がいる場合にパスが出せます。次にインサイドの選手はゴールを背にボールを持つことが多いです。
目線は背中越しにゴール側を確認しつつ、アウトサイドの選手の状況を確認します。これはインサイドの選手にボールが入るとアウトサイドのディフェンスがインサイド側に寄ってくるためで、これに気づかないとダブルチームの餌食になってしまいます。
それでは、オフェンス時の目線の練習メニューについて紹介していきます。
1.3対3
正しい目線の習慣を身につけるために、まずは少ない人数でハーフコートオフェンスの練習をします。ゆっくりと攻めていいのでコートの中の人間の動きに注意するようにしましょう。
2.4対4
徐々にコートの人数を増やしていきます。ゆっくりと攻めて、コートの中の人間がどのように動くかを確認します。
3.5対5
コートの人数を試合と同じにします。ゆっくりと攻めて、コートの中の人間がどのように動くか確認します。自分の目線が何処を向けばいいのか意識するようにしましょう。
4.動体視力を鍛える
バスケでは動いているものを絶えず目でとらえる必要があります。これは動体視力と呼ばれているもので、動体視力を鍛えるには動くものを目で追う事が効果的です。
道路を走る車のナンバーを覚えたり、とにかく動くものを目でとらえる練習をします。
5.瞬間視力を鍛える
バスケでは試合中たえず状況が変わっています。一瞬で見たものを判断する必要があります。これは瞬間視力と呼ばれるもので、瞬間的に見たものを判断することによって鍛えられます。
鍛え方としては、道などをあるいているときに、急に後ろを見てすぐにむき直します。一瞬見た景色などの情報を出来るだけ細かく思い出すようにします。
このようにバスケのオフェンスの目線は、いきなり出来るものではありません。練習メニューのように最初はゆっくりの動きで、自分が何処に目線を向ければいいのか知り、徐々にスピードをあげていきましょう。